会員からの“ひとこと”
木のまち・木のいえ推進フォーラム第1回意見募集のとりまとめ
【第1回テーマ】 木造住宅・建築物の担い手の育成について
(意見募集期間 平成22年1月15日~2月15日)
主に、以下の意見が寄せられました。
●木造に関わる全ての職種に対し、基本的な知識・技能を習得するプログラムを
自社で大工の技能教育が行えない状況のため、プレカットの構造躯体しか経験していない大工が沢山います。先日も、プレカットで誤作があり、フレーマーでは対応ができなかったため、建て方が3日止まったことがありました。これは設計者にも言えることで、壁量計算すらできないプランニングだけの設計者や、伏図はプレカット工場任せの設計者が多くいると聞きます。プレカット工場、工務店、設計事務所にしろ、自社で新人を教育していくことは、なかなか困難な状況にあります。木造住宅に関わる全ての職種に対し、知っておくべき基本的な技術や技能を習得するプログラムが必要だと思います。
●技能訓練のための雇用契約の制度化と、官民一丸となった職人育成を
大工になりたい若者は、大卒の人も含め、結構いるにもかかわらず、多くの中小工務店では、若者を雇用して育てる体力がないため、育てられない状況です。そこで、「リレーフォーラム イン 東京」の中野さんの発言にある「技能訓練雇用契約」などの制度化が必要だと思います。それも、個々の企業では難しいと思われるので、多くの企業(工務店だけでなく、ゼネコン、サブコンが中心になって)や、国等がお金を出し合い、大きな組織で雇用する形にならないでしょうか。社会保険や退職金の積み立ても必要です。そういう制度を、厚生労働省や国土交通省、関係の団体が一緒になって、是非実現していただきたいと思います。
●木造建築の担い手として優れた人材像とは?
木造建築の担い手はさまざまですが、これからどのような人材が求められているのかを知ることができればと思います。良い大工がいれば、良い家が建つと言われていますが、そもそも良い大工とはどんな大工のことを指すのでしょうか?それは、専門家でなくても、客観的に判断できるものなのでしょうか?木造建築の担い手は様々ですから、それらの良し悪しを施主が客観的に判断できなければ、安心して家を建てることはできないと思います。優れた人材像を見分けることは可能なのでしょうか?